今やマーケティングは個人単位で学ぶべきものになってきました。例えばメルカリ。商品の価格を相場よりも下げずに購入してもうらうためには、自らその商品の魅力を伝え、購入者の心に響くキャッチフレーズで関心を引くことが必要になってきます。また、最近はブログで収入を得て生活している人も増えてきていますが、その主な収入源となっているのがアフィリエイトというサービスです。個人のブログなどに広告を載せて商品を紹介し、ブログの読者が購入をすると広告主から報酬をもらうという仕組みです。このアフィリエイトを行う上でも「商品の魅力を伝える言葉」はとても重要です。商品そのものの質がどんなによくても、伝わらないと購入まで至らないのです。

この「商品の魅力を伝える言葉」のことをセールスコピーと言います。私たちは普段何気なく生活していて意識することはありません。しかし、CMのキャッチーなフレーズやアイスの商品名など至る所にある商品は、「売れるように」考えられてつけられたセールスコピーなのです。売れるセールスコピーには様々な特徴がありますが、私たちが無意識に目を引かれているものの多くは「ギャップ」を活用しています。例えば本屋さんに行くと必ずと言っていいほど平積みされている『フランス人は10着しか服を持たない』という、人気の本があります。私たちは無意識に「フランス人はおしゃれで服を沢山持っていそう」というイメージをなんとなく持っています。ですから『10着しか服を持たない』というのは大きなギャップとなり、興味を持って読んでみたくなるのです。

このように、セールスコピーは日常の様々なところに散りばめられているのですが、その中でも本の題名には良質なセールスコピーが使われていることが多くあります。そのため本屋さんは絶好の学びの場と言えます。まず心に響いたセールスコピーがあったらメモを取りましょう。それからなぜこのコピーが心に響いたのかを考えます。するとそこには心に響くセールスコピーの原則が隠されています。先ほど例にあげた本ならギャップですし、『3日でできる○○』というコピーなら「3日で」という数字の具体性と、それによるハードルの低さ、ということになります。

また、どのコピーも分かりやすい言葉を使っていることに気が付くと思います。注意しなければならないのは、人の目をひくということだけを考えすぎて内容にそぐわないコピーになってしまっていることです。『3日でできる○○』というコピーなのに、読んでみると明らかに1か月はかかってしまうような内容だと、読み手は期待を裏切られたような感覚になりその商品の評価は結果として下がってしまいます。内容にあった表現の範囲内で心に響くセールスコピーの原則を取り入れることで良質なコピーが出来上がるのです。